虫歯を削った後の治療法に、コンポジットレジン充填というものがあります。

コンポジットレジンというものは、歯の色に近づけた硬い樹脂です。

樹脂にいろいろ混ぜ物をして、光で固まるようにしてあるため、即日での治療が可能です。

応用範囲が大きく、虫歯や歯の破折、歯の隙間や知覚過敏に使用できます。

保険治療でも使用でき、1500円程度で出来ます。

欠点としては、樹脂なのですり減りや破折があることと、プラークや着色がつきやすいことです。

特殊な接着剤で、歯にくっつくことも特徴で、前歯のような見た目重視の部位や、最小限に削って、詰めて治す治療に適しています。耐久性は５年程度と言われています。

再治療もくっつく材料なので、すり減った分の詰め直しや、着色の詰め直し、二次うしょく等の再治療でも、悪いところや、気になる範囲だけ削って詰めることができます。

使用範囲はすべての歯に用いることができますが、あまりに大きい虫歯や、歯ぎしりの強い人には、破折や脱離の可能性が高いので、金属やセラミックを用いるた方が良いでしょう。

小さいうちに直すとこのような材料が使用できるので、小さな虫歯でも放っておかないことが大切です。